歯を白くしたい

歯を白くしたい

歯を白くする必要とは

「明眸皓歯」白い歯と美しい瞳は、昔から美人の条件で、現在でも若い女性を中心に「美しい白い歯」への願望は強いようです。なぜ歯が白いといいのか、この答えはふたつあります。

一つは短期的なもので、白い歯が他人や自分へ与える影響です。白い歯は、健康で若々しく清潔なイメージをもたらします。また人に見せても恥ずかしくないきれいな歯は、自信につながり好ましい笑顔をもたらすことになります。

もう一つの長期的なものとしては、ひとたび輝くような白い歯になると、その状態を保つために歯を大切にすることです。すなわち以前よりていねいにブラッシングし、口の中の衛生状態に関心を持ち、歯石除去や表面のポリッシングのために定期検診をするようになります。その結果、口の中の衛生状態が良好に保たれ、ひいては高齢になっても残っている歯が多いことになります。

つまり白い歯を希望すると、直接的には審美性、そして良好な口腔内状況を手にいれることができるのです。

歯を白くするにはどんな方法があるの?

歯を削らないでお薬を使って白くする方法

この方法の利点は、薬剤で色を変化させる為、歯を削らないということです。
しかし歯に汚れがついていたり、むし歯や歯周病があるとホワイトニングができないので、ホワイトニングをする為にはお口の中の衛生状態を十分に良くしておくことが要求されます。

歯の変色の原因や程度がいろいろであるように、ホワイトニング法も人によって適切な方法を選ぶ必要があります。効果が確実でない場合もあり、場合によってはホワイトニング法では対応できず、歯を少し削ってかぶせる必要がでてくる場合があります。

1.神経が無い歯を白くする場合

歯の神経が死んでしまうと、歯の色が茶褐色に変色してしまいます。その場合は、根の治療が終わってから、歯の内側にお薬を入れて白くします。

2.生きている歯を白くする場合

最近10年くらいの間に急速に普及している方法で、歯の表面にお薬を塗って白くする方法です。

診療室で白くする方法(オフィスホワイトニング法)

35%程度の高濃度の過酸化水素を含むお薬を歯の表面に塗って、光をあてる方法です。

家庭で白くする方法(ホームホワイトニング)

2001年12月に厚生省で認可された10%過酸化尿素のジェルを、患者さんの歯並びに合わせて作ったカスタムトレーの中に入れて、歯医者さんの指示に従ってお家で行う方法です。

歯の表面からホワイトニングする場合、知覚過敏がおきて歯がしみることもあります。また、1〜3年で色が後戻りすることもあります。
歯を削る緊張感が無いという利点もある反面、歯の外側から行うホワイトニング処置には健康保険が適用できず、費用がかかるという欠点も生じてきます。

歯のマニキュア法(コート材)

歯を削らずに歯の表面に白い樹脂を塗って固める方法です。一般に発売されているマニキュアと違って、1〜3か月間使用することができます。