春の訪れを迎えたこの時期に、学会の公式ホームページを一新致しました。デザインの刷新は勿論ですが、会員の皆様の利便性を向上させるべく新しい機能を備えております。認定医、認定士、ホワイトニングコーディネーター等の資格取得・更新時に必要となる学術大会、学術講演セミナー等の出席単位を会員各自のマイページで確認できます。これに伴い、資格更新時期のお知らせもリマインドメールとの連携が強固になります。また、年2回発行して参りましたニュースレターが、今年度からデジタルコンテンツとして配信されます。学会誌「歯科審美」 が送付される唯一の刊行物となります。
新型コロナ感染症の影響で、昨年度は学術大会をe-ポスターと誌上開催形式となったことを始め、学術講演セミナー、ホワイトニングコーディネーター講習会とも予定していた企画が中止されました。そのような中、会員の皆様からの要望を受け、関連委員会の熱意と行動力により、3月にオンラインによる学術講演セミナー、ホワイトニングコーディネーター講習会を開催することができました。この経験を礎にして、今年度はさらに活発な学びの場を提供できるものと思われます。対面による情報交換の場の再開が待ち望まれますが、今は新しいオンラインによる交流をいかに活用するか工夫を凝らす時期なのでしょう。その意味でも、本ホームページは情報発信の場としての役割を担うこととなります。使い勝手、掲載して欲しいコンテンツ等、皆様からのご意見をお寄せください。貴重なご意見を頂くことでホームページもさらに成長し、皆様への利便性向上に繋がります。
別の視点で本学会の一年を振り返ってみましょう。我々が提案した前歯部CAD/CAM冠の保険収載、プロジェクト研究の推進、ホワイトニングに関する指針の公開など、着実に社会貢献を担う事業が成果を挙げております。各委員会、担当者の献身的な注力の賜物です。以前よりじっくりと物事を考える時間が取れる今こそ、ピンチをチャンスに変える時です。歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士がそれぞれの垣根を超え、今の歯科医療を見つめ、これからの歯科臨床に光をあてようとの思いが形となっております。困難な時代だからこそ、文殊の知恵を合わせて乗り越えていきましょう。