歯並びをきれいにする方法は大きく分けて2つあります。
一つは自分の歯を正しい位置に並び替えていく、「矯正治療」という方法です。
この方法は、時間はかかりますが、自分の本来持っている天然の歯の位置を変えることで美しい歯並びを獲得するので、お手入れしだいでは生涯長持ちして、取り替える必要はありません、後戻りということが起きる場合もあります。
もう一つの方法は、人工的なかぶせ物(セラミッククラウンやラミネートベニアなど)により、歯並びをきれいにする方法です。
この方法は、短期間で治療が終了しますが、人工的なかぶせ物をまたやり直す可能性もあります。また、歯や噛み合わせの状況によってはこの方法には限界があります。
それぞれの方法にはメリットとデメリットがありますので、ご自身の長い将来を考えてどのような方法が適切か相談してみましょう。
矯正治療は「矯正装置(ブレース)の見た目が嫌」とか「痛いから嫌」「長くかかるから嫌」等と倦厭されることがありますが、天然の歯を並び変えて自分の見た目と機能の両方を改善する素晴らしい方法です。
最近は矯正を倦厭する原因を解消するように、目立たない装置(写真1)、見えない装置(写真2)はもとより、装置や材料の進歩により、治療期間を短くし、痛みも減少させる方法が開発されています。
また前歯に限局して短期間で治療する方法(写真3)やインビザライン、クリアライナー等(写真4)シートタイプの装置で治す方法もあります。
かみ合わせの状態によっては適用でないものもありますので、主治医に相談してください。
矯正治療は単に歯並びの改善だけでなく、顔貌が変化するのが特徴です。
横顔(写真5)や輪郭(写真6)の変化が生ずるのが一般的です。
また条件が整えば美しいスマイルラインを獲得する事もできます。
矯正治療は歯並びだけでなく、美しい横顔を手に入れることも可能です。
写真は矯正治療の前後により生じた変化ですが治療には個人差があります。
矯正治療は大人になっても十分可能です。 治療方法は多数ございますし、適用条件もありますので、まずは矯正専門医に相談してみましょう。
矯正治療だけでは美しい歯並びを手に入れられない場合は、両者を併用することで、機能的にも審美的にもより良好な結果を得ることが出来ます。
また、両者を併用することで短期間の治療も実現することも出来ます。
歯並びは見た目だけのものではありません。
噛める・話せる・スマイルのような表情をつくるなど重要な機能を営んでいるところです。それぞれの分野の専門家同志がタイアップして治療していくことが重要であり、本来の審美歯科の目的です。
迷ったときには、別の先生のセカンドオピニオンを聞きましょう。
矯正治療だけでは治せない骨格的な問題も、外科矯正治療により、治すことが可能です。
外科矯正治療は保険の適応となります。
人工的なかぶせ物(セラミッククラウンやラミネートベニアなど)により、歯並びをきれいにする方法です。
この方法は、短期間で治療が終了しますが、人工的なかぶせ物をまたやり直す可能性もあります。また、歯や噛み合わせの状況によってはこの方法には限界があります。